1 神よ御前には静けさがありシオンには賛美があります。あなたに誓いが果たされますように。
2 祈りを聞かれる方よみもとにすべての肉なる者が参ります。
3 数々の咎が私を圧倒しています。しかし私たちの背きをあなたは赦してくださいます。
4 幸いなことよあなたが選び近寄せられた人あなたの大庭に住む人は。私たちはあなたの家の良いものあなたの宮の聖なるもので満ち足ります。
5 私たちの救いの神よ。あなたは恐るべきみわざで義のうちに答えられます。あなたは地のすべての果て遠い大海の信頼の的です。
6 あなたは御力によって山々を堅く据え大能を帯びておられます。
7 あなたは海のとどろきを鎮められます。その大波のとどろきもろもろの国民の騒ぎを。
8 最果てに住む者もあなたの数々のしるしを恐れます。あなたは朝と夕の始まる所が高らかに歌うようにされます。
9 あなたは地を訪れ水を注ぎこれを大いに豊かにされます。神の川は水で満ちています。あなたはこうして地を整え人々の穀物を備えてくださいます。
10 地のあぜ溝を水で満たしその畝をならし夕立で地を柔らかにしその生長を祝福されます。
11 あなたはその年に御恵みの冠をかぶらせます。あなたの通られた跡には油が滴っています。
12 荒野の牧場に滴りもろもろの丘も喜びをまとっています。
13 牧草地は羊の群れをまとい広やかな平原は穀物を覆いとしています。まことに喜び叫び歌っています。

今日のみことばの要約

ダビデは、祈りを聞かれ、自らの背きを赦してくださる神を賛美します。主が選び、近寄せられた人、主の大庭に住む人は幸いです。救いの神は地のすべての果て、遠い大海の信頼の的です。ダビデは、人々の穀物を備え、御恵みの冠をかぶらせてくださる主を賛美します。

みことばから

主の宮の麗しさ (65：1〜4)
65篇は、罪を赦し、恵みを与えてくださった神に感謝し、ほめたたえる共同体の詩です。イスラエルの民は、賛美しつつ主の宮で主を待ち望みます。彼らは、ご自分の誓いを果たし、祈りを聞いてくださる主の御前に出ます。主の御前に出る者は、まず自分の罪を告白しなければなりません。すべての人は罪びとなので、罪の告白なしには神の御前に立つことはできません。聖徒たちは神の選びにより神に近づく祝福を味わいます。神の家である宮は、ありとあらゆる良いもので満ちています。そこには賛美と誓願、祈りと応答、罪の告白と赦し、いけにえと祝宴があります。天の霊的な糧と地の肥えたものは、主の宮で豊かに与えられます。そのため、私たちは主の宮を慕い求めるのです。

- ダビデは、どのような人が幸いであると言っていますか。神の祝福を味わう教会共同体を、あなたはどのような所として考えていますか。

全地を顧みられる神 (65：5〜13)
神は、この世を創造し、すべての被造物を統べ治めておられる主権者です。この世のすべての被造物は、神の顧みの中で生きています。ですから、地上のすべての人は、神のみわざを恐れもし、また楽しみもします。神は全地の農夫です。神ご自身が地を顧み、水を注いで豊かにしてくださいます。神は肥沃な地に豊かな穀物を実らせてくださいます。神が通られると、地に油が滴ります。そして、乾ききっていた荒野は肥沃な地となり、裸だった丘は青々とした牧場になります。牧場には羊の群れがあふれ、平原には穀物があふれます。そのとき、全地は、神が与えてくださった祝福を喜び、楽しく歌う賛美隊となります。全地に豊かさと幸せをもたらしてくださるのは神です。

- 神は、私たちが豊かに生きられるよう、どんなことを行われますか。あなたの努力ではなく、神の恵みによるものは何ですか。

きょうの祈り

私の罪や過ちを赦し、主の血潮によってきよめ、神の子どもとしてくださり感謝します。神様の家に永遠に住むことができることは、私にとってどれほど祝福であり、すばらしいことでしょうか。この世のすべての主権者である神様をいつも賛美させてください。

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