8 国々の民よ私たちの神をほめたたえよ。神の誉れをたたえる声を響き渡らせよ。
9 神は私たちのたましいをいのちのうちに保ち私たちの足を揺るがされない。
10 神よまことにあなたは私たちを試し銀を精錬するように私たちを錬られました。
11 あなたは私たちを網に引き入れ私たちの腰に重荷を負わされました。
12 あなたは人々に私たちの頭をまたがせ私たちは火の中水の中を通りました。しかしあなたは私たちを豊かな所へ導き出してくださいました。
13 私は全焼のささげ物を携えてあなたの家に行き私の誓いをあなたに果たします。
14 それは私の苦しみのときに唇を大きく開きこの口で申し上げた誓いです。
15 私は肥えたものを全焼のささげ物として雄羊のいけにえの煙とともにあなたに献げます。雄牛を雄やぎとともに献げます。セラ
16 さあ聞けすべて神を恐れる者たちよ。神が私のたましいになさったことを語ろう。
17 私はこの口で神を呼び求めこの舌で神をあがめた。
18 もしも不義を私が心のうちに見出すなら主は聞き入れてくださらない。
19 しかし確かに神は聞き入れ私の祈りの声に耳を傾けてくださった。
20 ほむべきかな神。神は私の祈りを退けず御恵みを私から取り去られなかった。

今日のみことばの要約

神は、私たちのたましいをいのちのうちに保ち、私たちの足を揺るがされないようにする方です。銀を精錬するように私たちを錬られ、網に引き入れ、豊かな所へ導き出してくださいます。詩篇の作者は、この神に全焼のささげ物を献げ、祈りの声に耳を傾けて御恵みを与えてくださった神をほめたたえます。

みことばから

民を錬られる神 (66：8〜12)
神は、ご自分の民を錬られる方です。イスラエルの民がエジプトの地で奴隷として生き続けるのなら、神が彼らを錬られる必要はありませんでした。しかし、神は、乳と蜜の流れるカナンの地を彼らに相続させたいと願われました。そのため、エジプトの地でファラオに仕えていたイスラエルの民は、今後約束の地に入って神に仕える礼拝者となるために、造り変えられなければなりませんでした。神に錬られる過程は、銀を精錬する溶鉱炉のようで、民にとって厳しいものです。神の民は、火と水の中を通ることにより不純物が取り除かれ、純粋な銀のように造り変えられます。私たちは苦難にあったとき、神の精錬が始まったと考えるべきです。神は世を変えるために、まずご自分の民を変えられます。

- 神はご自分の民をどのように錬られますか。苦難の中で、あなたは神の精錬をどのような心構えで受け入れますか。

応答される神 (66：13〜20)
神はご自分の民を精錬して約束の地に入らせてくださる方です。イスラエルは、約束の地に入って、主の家で肥えたものを全焼のささげ物として献げました。神に献げることができるということは祝福です。ある人は、精錬の過程が終わったら神に豊かにささげ物を献げると誓いますが、実際に精錬が終わると、神に献げることを惜しんだりします。神にささげ物を献げるときは「喜んで、感謝し、良いものを」献げるべきです。また、私たちは絶望の中で嘆かず祈るべきです。祈る人は真実な心で祈らなければなりません。神は、流暢に祈る人のことばではなく、心から罪を悔いる祈りを聞き入れてくださいます（18節）。心のきよい人は、祈りを聞き入れてくださる神を賛美するようになります。

- 神はどのような人の祈りを聞き入れられますか。祈るとき、あなたは自分の義を主張していますか、心の奥底の罪を告白していますか。

きょうの祈り

私のたましいを生かし、つまずかないように守ってくださり感謝します。私に与えられた試みと人生の重荷が私の信仰を錬って、豊かさへと導いてくださる神様の愛であることを知りました。恵みとして与えられた尊いものを、御国のために感謝をもって喜んで献げます。

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